OOTのアディショナルカードが追加されてから1週間と少しが過ぎ…

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私はただのゲーマーである。

今回のアディショナルカードはどんなのが出るかなと、わくわくした気持ちとほんわかふわふわした気持ち(平和な心)で情報を待っていた私は、全ての情報が出終わった後、自室の畳の上で艦○れアーケードのカードでメンコをしていた。

そんな生活をして数日後。私のスマホが鳴り、Shadowverseのメンテが終わった事を知った私は、いつも通りクソ回線で正常にゲームのアップデートを終え、早速パックを引いた。

とにかく引いた。ルピも使った。約50パックで手に入れたレジェンドは、《輝く熾天使・ラピス》と《ダークデビル・ミルナード》1枚のみ……。

被ったカードを砕いてレッドエーテルを13750個手に入れた私は、今回の私的強カード《森の女王・リザ》3枚と、アグロの期待の星《水晶の指揮者・リリィ》3枚を作成した。

新カード入りの《ユグドラシル》エルフで新環境を楽しんだ後、いつものように新カード無しの《最果ての骸》ネクロで順調にMPを減らし、現在はウィッチの《オリハルコンゴーレム》(親しみを込めてオリゴと呼んでいる)を3枚積んだ《魔術の始祖・マナリア》デッキで遊んでいる。

大切な事だから先に述べておくが、このデッキの軸はオリゴではない。あくまで《魔術の始祖・マナリア》である。間違いのないように。あとフォーマットはローテーションだ。いいね?

このデッキの魅力は、なんと言ってもオリゴによるランダム性の高い運ゲー今流行りのマナリアウィッチに対して有利を取れる事にある。
有利と言える点の1つ目は、まずデッキに入っている6枚のAoE(Area of Effect : 範囲効果)《ノヴァフレア》《ストームレイジ》によって、大量展開されても簡単に返すことができる所だ。
0コストミラ進化防陣秘術という呪文によって、先行5ターン目の相手の盤面は5/5、2/2守護、3/3守護(+たまに4/4)というスーパーマナレシオによって支配される。(これを英語圏のプレイヤーはBunmawariと呼ぶ)

この絶望的な盤面を、デッキに2種入っているAoEの中の一つ、《ノヴァフレア》……では返せないので、もう1種の《ストームレイジ》……でも返せないので、ここは素直に《魔術の始祖・マナリア》を出して進化でもしておくか。後攻の辛いところね、これ。

マナリアウィッチに有利と言える点、その2つ目は、マナリアウィッチのフィニッシャー《マナリアの魔導姫・アン》とかいう重いのか軽いのかわからない女がチョイスで手札に加える10コストスペル《アンの大魔法》(効果:相手は死ぬ)のターンより先に相手のライフが尽きる点だ。
もちろん先述のように、マナリアウィッチには並べて殴り勝つプランもあるにはあるのだが、《アンの大魔法》が一番王道で、よくある勝ちパターンと言えるだろう。
……おっと、ここで昼のニュースの時間だ。少し聴いておこう。

──しゃどばすニュースの時間です。数多のプレイヤーに過剰なストレスを与え続けていた《アンの大魔法》に対抗する術として、11月未明、某Cygames社は、アディショナルのニュートラル枠に《神弓の座天使・リリエル》という戦闘以外のダメージを全部無効にするPretty Womanを追加しました。結果、この世界に安寧を齎す……はずもなく、マナリアウィッチミラーでの先手ゲー要素にプラス「相手がリリエル引いてるかどうか」という要素を追加した手の込んだじゃんけん大会結果に終わりました。続いてのニュースです。外界の理(24歳学生)がどばすぽのサーバーをダウンさせた疑いがあるとして────


タイムリーなニュースだったな。
話を戻すが、この《魔術の始祖・マナリア》デッキは、5~7ターン目に始祖マナリアでスペルのダメージを増やし、7~9ターン目に相手の顔に全部投げて勝つデッキであるためである。

相手が消滅持ちのリーダーでない時の理想ムーブとしては、4ターン目までに土の印を2枚並べておき、5ターン目にオリゴを進化。相手はオリゴの処理にターンを使い、盤面は土の印が4枚。
次の6ターン目に、《魔術の始祖・マナリア》様を降臨させ、手札に戻った7コストになったオリゴをアクセラレートで発動。
という流れになる。
相手が消滅持ちのリーダーの場合は、とにかく始祖マナリアを複数召喚し、オリゴは「最悪消滅させられても致命傷で済む程度」に抑える事が重要だ。

9ターン目までに相手を焼き切る《魔術の始祖・マナリア》デッキの魅力、これで伝わったかな?
正直リリースするまではただのおもちゃだと思ってた君も、《簒奪の絶傑・オクトリス》でラストワードパクられて相手の盤面《地盤沈下》だと思ってた君も、一度使ってみて欲しい。レッドエーテルは溶けるけどね。

そうだ。デッキの雛形を教えておこう。

まずは、確定枠だね。このデッキの軸になるカード達と、採用理由だ。

3 《魔術の始祖・マナリア》
複数出すとワンショット。デッキのヒロイン。大祖始。
3 《マナリアナイト・オーウェン》
マナリア確定サーチ。
3 《オリハルコンゴーレム》
土の印4体を生贄に捧げ、相手の本体に20ダメージ。
3 《くず鉄の練成》
オリゴ用。対ドラゴンでは使い時に注意。
3 《静寂の実験室》
オリゴ用。今なら2コスト2/2に土の印が付いてくる。
3 《殺戮の魔女・ヴェスパー》
オリゴ用の土の印の中でも最強。
3 《マナリアの知識》
メイン火力。後半はアクセラレータを使うためのコスト調整にも使用。
3 《マジックミサイル》
メイン火力。できればマナリアを出した後に使いたい。
3 《ストームレイジ》
メイン火力+AoE。重いのでさっさと使うべし。
3 《ノヴァフレア》
先攻後攻問わず強い最も軽いAoE。環境によっては枚数が変動する。

ここまでで30枚。残り10枚は、ドローソースと環境に対してのメタカードなどを入れる自由枠だ。

《星見の望遠鏡》
星の光は未来の光。
故に、星を知ることは未来を知ることと同義である。
《純真の歌い手》
万人に向けた歌になど、意味はない。
だから私は一人のためにしか歌いません。
──この歌は貴方の歌。どうか聞いて下さい。
《精神統一》
過去を向き、未来に背くが人ならば、
過去に背き、未来を向くが魔術師である。
──ルナル魔術協会の教え

ドローソース。3~6枚ほど。
3ターン目に精神統一を打つ時は、手札が土まみれでない限り、できるだけ2ターン目までに土の印を置かないように気をつけよう。
ノヴァフレアは使えないが、4ターン目に土の印を2枚並べる事で理想ムーブは可能になる。

《開闢の錬金術師・カリオストロ》
ダメ押し火力役、且つ後攻を支える強カード。
先攻ポン置きもたまにしたりしなかったり。
0~3枚。迷ったら3枚。

《神弓の座天使・リリエル》
対《原初の竜使い》《侮蔑の絶傑・ガルミーユ》《闇喰らいの蝙蝠》《アンの大魔法》《黒き破壊のアーティファクト》《ギガントキマイラ》《オリハルコンゴーレム》《魔術の始祖・マナリア》《唯我の絶傑・マゼルベイン》《天狐の社》
アーカスネクロとエルフ全般、ロイヤル全般、聖獅子ビショップにはほぼ効かない。
その反面、劇的に刺さるのがウィッチとヴァンパイア。
ドラゴンには地味に刺さるが、《アジ・ダハーカ》を始めとした疾走持ちには注意すること(できれば防陣と一緒に使おうね)
4ターン目に進化したいなら、素直に先述のカリオストロ使おうな?
0~2枚。

《飢餓の輝き》
基本的な用途は除去としてだが、自分の場の盤面ロックを解除する為に使用したり(ノヴァフレアでも可能だが)、オリゴを9-1にしたり自壊させて土を増やしたりといぶし銀な活躍をする。採用には好みが分かれる。
0~1枚。

《熾天使の剣》
対《聖獅子の神殿》《狂恋の華鎧・ヴィーラ》《蒼の少女・ルリア》《黄金都市》
聖獅子のBunmawariが絶対に許せない人以外は0~1枚。

私が使っている最新のレシピでの自由枠は、以下の通りだ。

3 《星見の望遠鏡》
3 《純真の歌い手》
1 《神弓の座天使・リリエル》
3 《開闢の錬金術師・カリオストロ》

次に、一時は採用していたけど除外したカード群も一応載せておこう。

《知恵の光》
基本的には星見の望遠鏡でいい。
《グランドスピア》
土の印の絶対数が減るため、使用し辛い。結局ただの2点除去(+マナリア召喚回数)で打つ事が多く、マナリアの知識で貰える魔弾でいいなという結論に。
《コールチェイン》
少しテンポが悪い。
《マナリアの龍姫・グレア》
潜伏は対処しやすいが、マナリア確定サーチにした方が断然強い。盤面処理用のカードはすでに足りている。

デッキを使用する時に2番目に大切なキープ基準の話もしよう。

二度目になるが、理想ムーブについてもう一度説明しておく。土の印を2枚並べた状態で5ターン目にオリゴを進化し、6ターン目に始祖マナリアと手札に戻ったオリゴを使用する。これが理想だ。

先手後手問わず最優先で探しに行くカードは、
《魔術の始祖・マナリア》
《マナリアナイト・オーウェン》
《オリハルコンゴーレム》
の3種だ。
4ターン目にX/3~4が出てこない相手には《ノヴァフレア》も同等の価値になるので、これもキープ対象。

これらがない場合、先手でも後手でも、土の秘術関係はキープしない。

次に欲しいのがドローソースだ。
初手でドローソースを抱える事ができれば、確実にデッキを掘り進めることができ、結果先述の必要なカードにアクセスする機会が増える。
《マジックミサイル》
《純真の歌い手》
《精神統一》
この辺りは1枚はキープしたい。

オリゴか始祖マナリア(あるいはオーウェン)またはその両方が手札にある場合、理想ムーブのために土の印は2枚必要になる。
《殺戮の魔女・ヴェスパー》と《静寂の実験室》はキープ対象。
《星見の望遠鏡》は序盤にただ置きするカードではないし、雑に使ってしまうとデッキ内の土の印の絶対数が減り、オリゴが弱くなる。中盤~後半に欲しいカードな為、交換対象だ。
《くず鉄の練成》は、先手なら2コストのフォロワーを守れたり、後手なら自分のライフを多少まもれたりもするが、これは基本的に弱いムーブになる。どうせノヴァフレアで流すことを考えてもキープするには少し弱気な為、これも交換対象。

最後に、先手と後手でキープするカードだ。
先手
《マナリアの知識》1枚
《ノヴァフレア》1枚 
後手
《開闢の錬金術師・カリオストロ》1枚

先手1ターン目にマナリアの知識を使えれば、魔弾か防陣どちらでも有効に働く。
2ターン目2/2守護の動きができるのが強いのは言わずもがなだが、魔弾は相手に2/3フォロワーを出しにくくすることができ、結果4ターン目のノヴァフレアに繋げやすい。もちろんノヴァフレアは単体でも強い為、強気のキープをして問題ない。
後手のカリオストロは、進化で相手のフォロワーを除去しつつ土を並べたり、除去したり、ドローしたりとなんでもできるのでキープし得の進化し得侍。

長くなってしまったが、これが《魔術の始祖・マナリア》デッキの全てだ。気に入らない(使い方がいまいち分からない)カードは全て自分の好きなカードに置き換えることも大切だぞ。

全てのプレイヤーが過剰なストレスを受けることなく楽しく遊べる事を願っている。

それでは、良きシャドバライフを。

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